皆さんはじめまして。
今月より、事務局として改善提案書の
ご紹介をさせて頂くことになりました、
生産技術部の眞田由紀と申します、どうぞよろしくお願い致します。
4月10日に3月分の改善提案書評価選考が行われ、
下記の皆さんの提案が各賞に選ばれました。
おめでとうございました!
【最優秀賞】
本社製造部 渡辺和彦
『太線折り曲げ治具の作製』
【優秀賞】
本社製造部 天野勝規
『1台配膳用ブロック別リスト作成』
【敢闘賞】
①生産技術部 眞田由紀
『高額工具管理』
②河口湖製造部 太田加代子
『梱包用治具の作製』
③河口湖製造部 渡辺数樹
『ネジの員数管理改善』
④河口湖製造部 渡辺数樹
『放熱シート治具改善』
⑤生産管理部 吉岡利真
『導体梱包・納品時の嵌合確認』
【最優秀賞の改善概要】
輪状に保管されている電線を
配線時にストレートに直す作業があります。
IV線100φ以上の太い線になると線が硬く、
男性の手でも力の要る作業です。
※実際持たせて頂きましたが、硬さだけではなく線自体も重く、
とても私の力では曲がりませんでした…(>_<)
そこで、てこの原理を利用した治具を作製し、
線を少しずつずらしながら力を加えていくことで、
治具使用前よりも力を使わずに作業ができるようになり、
作業時の疲労軽減が可能に!
また、フォーミング時にも使用することができるので、
きれいなフォーミングを取ることができるようになりました。
【優秀賞の改善概要】
一度に現場に行く台車の数が多かった為、動作範囲が広がり、
作業者の探すムダが発生!
さらに、補助材関係のネジを作業者が取りに行っていた為、
歩くムダも発生!!
そこで…配膳のリスト化により1台配膳の実施を行い、
補助材関係もリストに追加して、
使用する部品と一緒に配膳するようにしました。
その結果、動作範囲の縮小と探すムダ・歩くムダの廃除ができました。
☆今月のピックアップ☆
毎月の改善提案の中から、
個人的に興味深いと思ったものをご紹介するコーナーです。
今回は敢闘賞より、太田加代子さんの『梱包用治具の作製』です。
製品梱包の際、箱の寸法と製品を入れた袋の寸法がうまく合わず、
スムーズに梱包ができないことから、
梱包補助棒を作製したという改善事例です。
1台あたりではほんの数秒のロスでも、生産台数が多い機種では
積み重なることにより大きなタイムロスに繋がります。
また、ちょっとした作業のやりにくさによってイライラしたり、
集中力を削がれたりすることで、
作業効率の低下にも繋がってしまいます。
(私みたいな気の短い人間なんかだと特に^^;)
私の中で、『改善=難しい』とか
『改善=大きなことをしなければいけない』
というイメージがあったのですが、まずはどんなに小さな問題でも、
軽視せずに考えてみることが大事なんだなぁと実感した事例でした。
まだまだ改善に対する知識が足りない私ですが、
これからも従業員の皆さんの改善からいろいろ学びながら、
ブログをご覧の皆さんに毎月ご紹介していけたらと思っているので、
どうぞ温かい目で見守っていただけたら幸いです、
よろしくお願いします(*^^*)