今回は、生産技術部の白須一徳(恐妻家、酒大好き)が手作りで作製した治具の
中から厳選したものを5点、ランキング方式でご紹介します。
ちなみに、白須はこれまで改善提案制度の最優秀賞を6回獲得し、胸には赤星
(金星5個分)と金星が光り輝き、改善マイスターの証であるゴールドジャケットを
身にまとい、尚一層の活躍をしています。
それでは、ランキングを発表します!
【第1位】 共同工具置場
従来は共同工具をロッカーに収納していたが、誰が使用しているのかわからない、
扉の開閉さえもムダなんじゃないかとの製造現場からの相談に応えて作製した
のが、これ!
各工具が一番取りやすいように配置し、作業者毎にカラーを決めて工具を誰が使用
しているのかカラーの札やカップによりわかるようにした。
札の落下防止や置く位置を試行錯誤した自信作です!
【第2位】 治具ナンバー「TR00028」
これは8つの銅バー取付用治具で、作製するのに一番苦労したものです。
銅バーの上下左右の正確な取付位置やバー押さえ部の寸法を出すのに、0.5㎜
単位での加工が必要でした。
これまではメジャーで測り微調整しながら苦労して取り付けていましたが、
この治具を使用することで位置決め、調整いらずになりました!
【第3位】 形跡管理付専用作業台車
ここのラインでは、作業工程毎に工具を専用化して作業者の身体や作業内容、
使用工具に合わせてカスタマイズした台車になっています。専用工具としたことで
移動・手待ちのロスがなくなり、定置化を進めたことで作業者からの提案も益々
出るようになりました!
【第4位】 治具ナンバー「G004」
こちらも銅バー取付用治具です。ケースとの沿面距離に各銅バーの間隔や上下、
前後のズレを解消出来たスグレもの。作業者からも大好評を頂いています!
【第5位】 銘板ローラー
各拠点から要望があり乗り気薄で作ったが、想像以上に好評だったものがこれ!
ロール状の銘板は扱いがやっかいで、垂れ下がったり、最悪の場合は床に落ちて
しまう状態を解決した。作業者のイライラも解消出来ましたね(笑)
以上、ベスト5です。
白須のコメント
「現場からの声に対してどう応えられるか発想することが勉強になっている。
また、出来る限りある物を利用して作れるように金額を意識している。
期待通りの治具が完成して、感謝された時にとてもやりがいを感じる。
これからも治具の件だけではなく、特に若手社員の話を聞いてあげられる
存在でいたい。若者に対しては、とにかく自分で考えて失敗を経験しろ。
失敗から学ぶものが必ずある。」
頼もしいアニキの言葉ですね。
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